「芯からダンスが好きなので」翔凜高等学校チアダンス部 梶本雅さん 日本一獲得に秘められた競技への愛情と思考力
「人に”ポジティブ”を与える存在に」
まもなく高校3年生に上がり、最終学年となる。長く親しんできた梶本さんにチアダンスの魅力を伺った。 「私がやりがいを感じるのはチームワークがつくられていくのを実感できる時です。みんなで揃うことによって全員の自信になりますし、1曲踊り切ったときの達成感が大きいんです。 構成も考え抜かれているので、音がないとしても見ているだけでその人の心を動かせる。それはとても素晴らしいことだと思います」 そして、インタビューの最後。チアダンスを通じてどんな人になりたいかを語ってくれた。 「ダンスを通じて学んだことの一つとして、『人にポジティブを分け与えられる』ことです。それは今後もずっとやっていきたいことです。自分からポジティブを与えられる存在になれたら素敵な人になれると思います」 チームそして学校でもポジティブさを放つ梶本さん。彼女の持つ大きな可能性をこの取材でも示してくれた。 (おわり)
取材 / 文:白石怜平