【中学受験2025】【高校受験2025】大阪私立校の初年度納付金、中学校6校・高校25校が増額
大阪私立中学校高等学校連合会は2024年11月27日、2025年度(令和7年度)私立中学校・高校の新入学生に係わる納付金などの一覧表をWebサイトで公開した。初年度納付金は、中学校が関西大倉など6校、高校が大谷など25校が増額する一方、大阪女学院は中高共に減額を予定している。 【画像】大阪私立中学校新入生徒納付金等
大阪私立中学校・高校の納付金一覧は、学校ごとの入学金と授業料、その合計額などの情報を2024年11月時点でまとめたもの。中高共に大阪女学院のみ減額を予定しており、初年度納付金は中学校が前年度比2万8,000円減の88万円、高校が前年度比3万3,000円減の83万円に改定する。
2025年度初年度納付金を増額予定の私立中学校は6校。女子校は相愛とプール学院の2校、共学校は関西大倉、金光大阪、羽衣学園、箕面自由学園の4校が増額を予定。このうち、相愛は「入学金等」と「授業料等」の両方を増額し、前年度比14万6,000円増の93万4,000円に改定する。
私立高校は25校が増額を予定。男子校は興國1校、女子校は大谷、樟蔭、相愛、プール学院の4校、共学校はアナン学園、ヴェリタス城星学園、英真学園、大阪、大阪学院大学、大阪学芸、大阪夕陽丘学園、関西大倉、関西福祉科学大学、金光大阪、四條畷学園、精華、星翔、帝塚山学院泉ヶ丘、浪速、羽衣学園、阪南大学、東大谷、箕面自由学園、早稲田大阪(現:早稲田摂陵)の20校が増額を予定。このうち、ヴェリタス城星学園は2025年度より共学化するとともに、初年度納付金を前年度比6万円増の93万円に改定する。
2025年度の初年度納付金(入学金等+授業料等)がもっとも高額な学校は中学校・高校共に、関西学院千里国際で156万6,000円、ついで関西大学110万円であった。なお、初年度納付金は学科・コースにより、金額が異なる場合がある。
大阪府では私立高校を希望する場合に、国が交付する補助金に加えて、府がさらに補助金を上乗せすることで保護者の授業料負担を実質無償とする「私立高校授業料無償化制度」を実施。大阪私立中学校高等学校連合会は、制度を活用し希望に応じて自由に学校を選択してもらいたいとしている。
リセマム 川端珠紀