自転車の“ながら運転”の罰則強化「知らなかったでは済まされない」福島市などで呼び掛け(福島)
福島放送
通勤・通学の時間帯、福島県内ではきょうも自転車で走り出すギリギリまでスマホを触る姿が見られましたが… こぎ「ながら」スマホを操作すると違反です。 11月1日施行された改正道路交通法では、携帯電話の画面を見たり通話をしたりしながら自転車を運転した場合、自動車と同じ半年以下の懲役または10万円以下の罰金が科されるようになりました。 さらに、その状態で事故を起こすなど交通の危険を生じさせた時はさらに重い罰が課されます。 加えて、自転車の酒気帯び運転に対しても自動車と同様の罰則が科されるようになりました。 福島市の中心部では、警察官が通勤・通学で自転車を利用する人たちにチラシを配り、ながら運転などに注意を呼び掛けました。 警察のまとめでは、自転車利用中の交通事故は全国的に増加傾向にあり、自転車利用者に交通違反があったケースが約7割を占めています。 特に、携帯電話の使用中や酒気帯び状態の場合は死亡率が高くなる傾向も。 福島警察署交通一課の深谷 英史課長は、「知らなかったでは済まされない、それが酒気帯び運転とスマホのながら運転となります。自転車を利用する人は是非このルールを守って安全に努めていただきたいと思います」と呼び掛けていました。 警察は取り締まりを強化するとともに、自転車の安全な利用をさらに呼び掛けたいとしています。