中田カウス よしもと漫才劇場10周年に感慨 ダブルヒガシ大東&エバース町田にツッコミ入れられニッコリ
大阪を主戦場にしている若手芸人の登竜門「よしもと漫才劇場」が10周年を迎え1日、大阪・なんばの同所で劇場の設立に尽力した上方漫才協会会長で漫才師の中田カウス(75)が会見した。また、同劇場や4周年を迎えた「森ノ宮よしもと漫才劇場」で活躍する総勢14組の芸人が1分ネタを披露し、会場に駆けつけたファンを喜ばせた。 中田は「なんばグランド花月の前で立地にも恵まれているが、本当にお客さんに恵まれて10年続いた」と、この日も客席を埋め尽くしたファンに感謝。そんな中で切磋琢磨する芸人らを称えるとともに「お客さんはよく知ってて、前にも聞いたなとか、焼き直しやなとか、わかってしまう。だから四六時中ネタのことを考えて新しい時代を切り取るようなネタをつくってほしい」とエールを送った。 報道陣から舞台に立っている中で期待をかけている芸人を聞かれると「それは言えません。ここに立っていない子たちもそれぞれの持ち味があるわけだし」と答えた。 ただ横にいた漫才コンビ「ダブルヒガシ」の大東翔生(31)が「強いて言えば…」とうながすと、「強いて言うなら、あかんのはダブルヒガシですねえ」と答え、大東が食い気味に「なんでやねん!」と大師匠に突っ込んでいた。 また、この日はコットン、エバースら関東のコンビも4組駆けつけ、“マンゲキ”の周年を祝った。カウスは今年NHKお笑い新人大賞のタイトルを勝ち取ったエバースを見つけると、ツッコミの町田和樹(32)のことを「お父さんとお母さんは高校の先生やのに、彼はぼくと一緒で中卒やねん」と紹介。そして町田に向かって「高校行かんと舞台立ってるって、どういうこと?」と聞くと、町田は「なんででしょうね?」と首をひねると客席は笑いに包まれた。町田が「師匠は高校に行かれたんですか?」と聞くと「いや、ぼくは行ってない」と返答。町田が「あ、本物ですね」と返すと客席は大爆笑だった。