早田選手「特攻資料館」発言、やはり反応した“目くじら”韓国学者…「正しい教育、個人SNSで即座に伝えた」
【08月16日 KOREA WAVE】パリ五輪の卓球女子シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手が「鹿児島の特攻資料館に行きたい」と発言したことで物議を醸している。 早田選手は帰国の際の記者会見で「したいこと」を問われ、「鹿児島の特攻隊資料館に行って、生きて卓球ができることが当たり前ではないと感じたい」と語った。 これに対し、中国共産党機関紙・人民日報系「環球時報」の英語版「グローバルタイムズ」は「神風の操縦士は、日本の右翼活動家の醜さと残酷さを象徴し、第2次世界大戦時の日本軍の侵略を象徴する存在である」と報じたうえ、このニュースを聞いた中国卓球の孫穎莎、樊振東の両選手が、早田選手が開設したばかりの中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」アカウントのフォローを解除したと伝えた。 韓国・誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は「祖先の犠牲精神を称える意図の発言に見えるが、問題はその資料館が第2次世界大戦時の日本軍自殺特攻隊『神風』を称えるために建てられたものであることだ」と指摘し、早田選手の発言について「神風や旭日旗、日本軍『慰安婦』などについて、日本の若い世代が正しい歴史教育を受けていないことが原因で起こった」との見解を示した。 そのうえで「このようなことが起こるたびに怒りや批判だけをするのではなく、早田選手に神風の正しい歴史を伝えることが重要だと思い、個人のSNSアカウントで即座に知らせた」としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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