その場しのぎの補強はしない? 負傷者続出のレアルは来夏まで新たな選手の獲得はなし。「下部組織出身の選手を解決策と見なす」
レアル・マドリードは、今冬の移籍市場では新たな選手の獲得に動くことはないようだ。スペインメディア『todofichajes.com』が、現地時間13日に報じた。マドリーは、DF陣に負傷者が続出しており、6年振りに冬に補強に乗り出すのではないかと注目されている。 マドリーは9日に行われたラ・リーガ第13節のCAオサスナ戦で、ブラジル代表DFエデル・ミリトンが右足の前十字じん帯を断裂する重症を負い、今季の復帰は絶望的に。チームで現在起用できるCBは事実上DFアントニオ・リュディガーのみの状況だ。加えて、長期離脱しているスペイン代表DFダニエル・カルバハルの代わりに右SBでプレーしているDFルーカス・バスケスもオサスナ戦で約1か月ほど、戦列を離れる模様。マドリーにとっては厳しい状況となっている。それでも、次の移籍市場では補強を試みることはないようだ。 同メディアは「(マドリーは)次の夏の移籍市場まで選手補強を行わないことを決定した。クラブは、オーレリアン・チュアメニの回復を信じており、彼をDFラインで起用することを考えているが、本来のポジションではないため、DFラウル・アセンシオやDFヘスス・フォルティアといった下部組織出身の選手を解決策として見なしている」と報じている。 続けて「マドリーの幹部らは市場を検討し、現在ある選択肢はクラブに必要なものではなく、将来のより興味深い補強に悪影響を及ぼす可能性があると考えている」と伝え、その場しのぎの補強ではなく、長期的なビジョンを持った補強にしか動かない姿勢であると強調して伝えている。ライバルチームであるバルセロナは下部組織出身の選手の活躍が目立つが、マドリーもアカデミー出身の選手が飛躍できるのか注目だ。
フットボールチャンネル編集部