野口健氏 秋田の熊駆除への抗議の声に「行政としては人命重視は当たり前」「有り難くお命、頂けば」
アルピニスト・野口健氏(51)が3日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。秋田市内のスーパーマーケットで従業員を襲うなどしたクマが駆除されたことについて、市に抗議の電話が多数届いてた件について私見を述べた。 野口氏は「殺したのならば、その肉を食べ、毛皮を使い臓器を漢方にすればその命は無駄にはならない。有り難くお命、頂けばいい」とつづり、さらに「山に帰しても里に降りてきた熊はまた里に降りてきやすいと聞いた事があります。難しい問題ではありますが、行政としては人命重視は当たり前」と続けた。 フォロワーからは「同意見です」「動物って本当に怖い。絵本のなかの熊じゃない」「悲しいけど、安心して暮らせる社会の維持の方が大事かと思います」「気の毒ですが、人命優先」などの声が寄せられていた。 クマは11月30日朝に店内へ侵入し、男性従業員を襲った後、店内にとどまった。従業員は頭をかまれるなどして軽傷を負った。市は店舗に箱わなを仕掛け、この日午前に捕獲を確認。麻酔や電気などを使って駆除し、店外に運び出した。 クマは体長1メートルほどのメス。子グマだった可能性もあり、市には抗議の電話も多数届いた一方で、駆除に理解を示す声も多数上がっていた。また、自治体の業務に支障を来しているとの指摘もあった。 また、クマが侵入したスーパー「いとく土崎みなと店」は今月7日から再開すると発表した。