近赤外線感度2.4倍…キヤノン、CMOSセンサーで新製品
キヤノンは従来に比べ近赤外線感度を約2・4倍に高めた相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサー「LI7070」を発売した。人の目では見えづらい暗い場所でも明るい画像を取得できるようにした。監視カメラや産業用途、医療などで活用する。川崎事業所(川崎市幸区)で量産する。 【写真】キヤノンのCMOSセンサー「LI7070」 従来製品と同じくノイズを低減する「ハイダイナミックレンジ(HDR)駆動機能」を搭載。明暗差の大きな環境下でも白飛びや黒つぶれを抑えて撮像できる。二重露光方式では120デシベル、通常駆動時は75デシベル。 また、小型でも低照度の環境で撮影できるように画素構造を設計した。監視カメラのほか、水中やインフラ点検飛行ロボット(ドローン)用のカメラで活用する。