社会人生活が始まりました。5年くらいで1000万円貯めるのは難しいでしょうか?
単身世帯の毎月の生活費は平均約17万円かかる
一人暮らしをする場合、毎月の生活費はどれくらいかかるのでしょうか。総務省「2022年 家計調査」の結果によると、34歳以下で働いている単身世帯の1ヶ月の平均生活費(消費支出)は、約17万円です。 毎月の手取り額が18万円前後、生活費が17万円前後かかるとすると、余りの1万円前後が毎月貯蓄に充てられる金額ということになります。初任給がいくらなのかにもよりますが、少なくとも平均的な収支では、社会人生活をスタートしてから5年間で、1000万円を貯めるのは難しいと言わざるを得ません。
できるだけ多く貯蓄をするためにできる工夫は?
1000万円を5年間で貯めるのは難しくても、家計を見直して工夫をすれば、貯蓄額を伸ばすことは可能です。仮に年収が273万円の人が手取りの20%を貯蓄に回せるようになれば、5年間で200万円以上の貯蓄を達成できます。 定期的に貯蓄ができるクセをつければ、年収は徐々に上がっていくことが期待できるため、早い段階で1000万円を達成するのも夢ではありません。 例えば、次のようなアイデアが考えられます。 ・固定費など生活費のムダを見直す ・給料が入ったら先に貯蓄分を分ける「先取り貯金」に取り組む ・預金だけでなく資産運用にも資金を割り振る 生活を圧迫せずに無理なく貯蓄ができる習慣を作り、目標達成を目指しましょう。
社会人生活スタートから5年で1000万円は難しいが工夫次第で早く目標に手が届くかも
20代前半の平均的な年収や生活費をもとに試算すると、5年間で1000万円の貯蓄はかなりハードルが高い目標であることが分かります。年収が平均と比べて大幅に高いケースはともかく、一般的には期間をもう少し長く設定する必要があるでしょう。 目標貯蓄額に早く到達するには、生活費の見直しや節約、先取り貯金、資産運用など、単に貯めること以外の努力も必要です。できる範囲で工夫をして、無理なく貯蓄を増やしましょう。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2023年 表番号2 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部