「日本は我々に追いついた」米国大物馬主が落札のオルフェーヴル産駒はプレッチャー厩舎へ
米国の大手馬主兼生産者、マイク・リポール氏(名義はリポール・ステーブル)が10日の千葉サラブレッドセールで落札したオルフェーヴル産駒(牝2、母アンリミテッドバジェット)について、米国のトッド・プレッチャー厩舎に預ける予定を明かした。「ブラッドホース」電子版が伝えている。 【写真】米国トップ種牡馬の子孫 リポール氏はケンタッキーダービーを振り返り、「日本は芝でもダートでも我々に追いついたと思います」と日本競馬への印象を語り、「彼女(落札した牝馬)がお母さんのように重賞を勝って、ケンタッキーオークス馬になってくれることを願っています」とコメントしている。 リポール氏の落札したオルフェーヴル産駒(牝2)の母アンリミテッドバジェットは現役時代にリポール・ステーブルが所有し、プレッチャー厩舎所属で、デビューから重賞3連勝を含む4連勝。5戦目となった13年のケンタッキーオークスではプリンセスオブシルマー、名牝ビホルダーに次ぐ3着だった。 「私は日本馬の血統にすごく感銘を受けてきました。じつは昨年、ディープインパクト産駒の(繁殖)牝馬を何頭か購入しています。もちろん、アンリミテッドバジェットを所有していたのも落札の大きな理由ですが、種牡馬(オルフェーヴル)も好きなんですよ。私の所有している牝馬を日本の牝馬と交換したいです。もっと日本の馬を買いたいですね」と日本馬の魅力を熱く語っている。 リポール・ステーブルは10年のBCジュベナイル覇者で種牡馬としても活躍するアンクルモー、11年のトラヴァーズSを勝ったステイサースティ、15年BCディスタフを制したストップチャージングマリア、フロリダダービーを圧勝し、今年のケンタッキーダービーで1番人気に推されていたフィアースネスなどをこれまでに所有している。