中日は下位低迷も打撃絶好調 立浪和義監督に才能を見出された「スピードスター」は
8月から打撃が上昇
打撃不振でもファームに落とさず、復調を望んでいた指揮官の期待に応えたい。8月は打率.323、出塁率.363と状態を上げると、今月は打率.359、出塁率.431と絶好調だ。下半身の粘りで緩急に崩されず、ヒットゾーンに飛ばす持ち前の打撃を取り戻し、9月16日の巨人戦(東京ドーム)で今季7度目の猛打賞をマーク。3年連続100安打に到達した。打率も.260に上昇している。 立浪監督は開幕前に週刊ベースボールのインタビューで、「ずっとBクラスが続いて低迷しているチームですから、やはり選手を変えていかないと変わっていかない。それは1年目にすごく感じたことです。その中でもすぐに結果を出していかなければならないのですが、変えたからと言ってそんなにすぐに結果が出るものでもない。でもそこは批判覚悟でね。結果が出なければ言われるのは当然ですし、それは監督の責任ですから。今年は腹をくくってやりますよ」と語っていた。 チーム再建に向けて尽力したが、志半ばでチームを去ることに。岡林も責任を感じているだろう。シーズンは残り7試合。立浪監督に恩返しし、来季につなげるためにも最後まで駆け抜ける。 写真=BBM
週刊ベースボール