乃木坂46井上和らが東大にサプライズ登場 自分らしさの企画をプレゼン「あなたの人間らしさを肯定したい」
大学生のためのブランドデザインコンテスト「BranCo!」決勝イベント
アイドルグループ・乃木坂46の5期生・池田瑛紗、井上和、菅原咲月、中西アルノが21日、東京大駒場キャンパスで開催された、大学生のためのブランドデザインコンテスト「第13回 BranCo!(ブランコ)」の決勝プレゼンテーションイベントにサプライズ登場した。 【写真】「第13回 BranCo!(ブランコ)」優勝者 本イベントは、博報堂研究デザインセンターが業務として手掛ける「ブランディング」の重要性や魅力を学生に伝えることを目的に、東京大教養学部教養教育高度化機構と共同で発足した学習形式のブランドデザインコンテストで「企画の甲子園」と呼ばれている。今年は「人間らしさ」がテーマとなり、全国82大学125チーム506人の学生が参加。決勝イベントでは、予選審査を勝ち抜いた6チームが、独自に考えた商品・サービスのアイデアについてプレゼンテーションを行った。 6チームのプレゼン終了後、シークレットゲストとして乃木坂46のメンバーが登場すると、会場の学生たちから大きな歓声と拍手が沸き起こった。参加学生と同様のルールに則って「人間らしさ」の企画についてのプレゼンに挑戦した。 プレゼンは井上の「みなさんは、アイドルは人間らしいと思いますか?」という問い掛けからスタート。香港ではアイドルを「偶像」と漢字で表記することを説明し、「完璧な偶像というイメージを持っている方も多いのではないかと思っています」と話した。 乃木坂46のメンバーに「アイドルは人間らしいと感じますか?」、「どんな時に人間らしさを感じますか?」というアンケートを実施し、その結果から「自分らしさとは“ありのままの自分”と“取り繕った自分”を行き来すること」と定義。「“ありのままの自分”も“取り繕った自分”も認めて、自分を好きになれるようなブランドを作りたい」という思いを込め、自分たちにしかできないブランドデザインとして、MBTI診断をモデルに自己理解に役立てられるサービス「NOGI診断」を提案した。 菅原は「“ありのままの自分”と“取り繕った自分”の考えを取り入れることによって、企業とのマッチもしやすくなると思います」とアピール。「ブランドを通して私たちが本当に伝えたいことは、ありのままの姿も取り繕っている姿も、私たちはあなたの人間らしさを肯定したい」と思いを伝え「そんなあなたを……」と続けると、4人で「愛しています」とメッセージを送り、プレゼンを締めくくった。 プレゼンを終えた中西は、「お腹が引きちぎれるくらい緊張して、経験したことの無い緊張感がありました」とコメント。14日に開催された『乃木坂46 大感謝祭2024』でグループの副キャプテンに任命された菅原は、「今このタイミングで人間らしさを考えたことによって、来年違う自分になれると思います。緊張したけどよい経験になりました」と感想を述べた。 東京芸術大に在学中の池田は、BranCo!に挑戦して学んだことを聞かれ、「乃木坂46は30人前後で活動していて、グループ、個人でお仕事をさせていただくことが多い。少人数で何かひとつのことを成し遂げるのは貴重な機会で学びになり、4人の絆も深まりました」と笑顔。言葉にする大切さを学んだという井上は、「私たちは同期で3年近く一緒にいるけど、まだ知らなかった部分もたくさんあり、言葉にして気づいたことがあったので、改めて大切だと思いました」と振り返った。
ENCOUNT編集部