自民、選択的夫婦別姓の議論再開 経団連の提言受け3年ぶり
自民党は18日、選択的夫婦別姓を含む氏制度の在り方に関する作業チーム(WT)の会合を党本部で開き、議論を再開した。制度の実現を求める経団連の提言を踏まえた動きで、休眠化していたWTを3年ぶりに開いた。ただ党内で夫婦別姓への賛否は依然割れており、意見の集約は難航が予想される。 渡海紀三朗政調会長は会合で「氏制度の在り方は社会の在り方に関する問題だ。一朝一夕に結論が出るとは思っていないので、じっくりと議論してほしい」と呼びかけた。WTの座長に就いた逢沢一郎氏は「熟議を重ね、議論を一歩ずつ前に進めていきたい」と述べた。