先輩の命令に逆らったら“レスラー即廃業”…それでもブル中野が「選択肢がない時代でよかった」と語る理由
「ヒールだけど、私、本当は悪い人間じゃないから!」
ヒールに転向した、というよりも“ヒールにさせられた”ブル。当然、まったく覚悟なんてできてはいなかった。 「全然、プロじゃなかったですよね。『ヒールだけど、私、本当は悪い人間じゃないから!』という気持ちがダダ漏れしていて(笑)。ダダ漏れっていうか、お客さんに気づいてほしかったんですよ、あの子、悪い人なんかじゃないよねって(笑)。それじゃヒールとして認めてもらえるはずがない。まだ若手なんだから、どんどん前に出ていかなくちゃいけないのに、ヒールになったことを受け入れられていないから、常にあとずさりしていた感覚。ギリギリのところで踏み留まっていただけで前に進むどころか、ほんの少しの前すら見えていなかったですね」 月収4万5千円→100万円、付き合っていた彼氏と破局…ブル中野が伝説の髪型「半ハゲ」スタイルで得たもの・失ったもの へ続く
ブル中野/Webオリジナル(外部転載)