【Jr.ウインターカップ】全中8強の東月寒中が2回戦進出、23スティールと堅守を披露[中学バスケ]
東月寒中は23スティールを記録
1月4日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」女子1回戦で全中ベスト8の東月寒中(北海道)と鹿島中(兵庫)が対戦。好守から得点につなげた東月寒中がリードを広げ、61-42で勝利。2回戦にコマを進めた。 【写真】東月寒中対鹿島中の写真(15点)をチェック 立ち上がりからインサイドでいいディフェンスを見せた鹿島中は、No.4三輪楓のフリースローで先制。さらにNo.7木村向日葵のパスからNo.9猪夏葵の3Pシュート、No.8神子島泉の2Pシュートといい出だしを切った。対する東月寒中はチーム最長身177cmNo.38木下咲弥にまずボールを入れたが、得点につながらず。機動力あるラインナップに変更するとNo.22中西実歩、No.24対馬凜乃が得点につながった。そして終了間際、No.2曽我部琉依が3Pシュートを成功。11-8として1Qを終えた。 2Q、東月寒中はNo.22中西がスピードを生かして攻防で存在感を発揮。さらにNo.0阿部璃音がダブルクラッチを入れての技ありレイアップ、フリースローと得点を重ねた。No.10神田美京の速攻が出たものの、攻めあぐねる鹿島中はクォーター中盤にタイムアウト。瀬滝尚之ヘッドコーチから指示を受けるとすぐにNo.9猪の3Pシュート、No.10神田のシュートと得点とリズムがよくなって3点差と迫った。しかし、2Q終盤に流れを掴んだのは東月寒中。No.38木下がゴール下で連続得点をあげるとNo.24対馬凜乃、No.22中西の速攻から決めて32-17とリードを作ってハーフタイムを迎えた。前半、リバウンドは18-15とリードした鹿島中だが、ターンオーバーは18本(東月寒中No.22中西は前半7スティール)とミスが増えてしまった。 巻き返したい鹿島中は3Q開始直後にNo.6久保田花月が得点。いい入りをしたかに見えたが、ターンオーバーが続き開始1分で19点差まで広げられてしまった。巻き返したい鹿島中はNo.8神子島の連続得点に続いて、No.10神田がトップから3Pシュートを射抜くものの、東月寒中はNo.22中西の3Pシュートで20点差に。3Q20-14とリードを広げた東月寒中が52-31で3Qを終えた。 ボールマンがディフェンスを引き付けて3Pシュートを放っていく鹿島中。だが東月寒中の寄りが早くいい形が作れない。それでも残り5分強、No.7木村のシュートで得点すると、No.9猪がリバウンドから決めるなど得点につなげた。さらにバックコートからプレッシャーをかけるとダブルチームでターンオーバーを誘うなど攻防で積極性を見せた。終盤にはNo.11日置仁瑚のコーナー3Pシュートも飛び出して4Qは11-9と上回ったが、東月寒中が61-42で勝利した。 東月寒中はNo.22中西が18得点、12スティールというダブルダブル。インサイドのNo.38木下が19得点、No.24対馬が10得点をマーク。鹿島中はNo.9猪が13得点、No.8神子島が10得点を記録した。東月寒中はチームで23スティールを奪い、29ターンオーバーを引き出すなどディフェンスが光った。