監督2人体制で毎日練習ができるUOZU.JTC 卓球を通した“強さ”と“自己実現”の両立とは
クラブ外の選手も練習に参加できる
――お二人が指導をするうえで意識しているポイントはありますか? 山林さん:選手ごとに伝え方は変えるようにしています。 例えば、5年間指導している選手と、1週間前に入ってきた選手だと、関係性も全然違います。そのため、そこの伝え方は工夫していますね。 黒崎さん:「こういう原因でこういう結果になる」というのを伝えてあげないといけないと思っています。 例えば、ラリー戦で負けたときは、「ドライブを打った後の戻りが遅いから、次の動作も遅れてしまうんだよ」と伝えてあげると、「そうか、なるほど!」と選手たちも理解してくれていると感じています。 僕が子どもの頃は「それはお前が弱いからだ!」と怒られるだけでしたが、それだと選手は成長できないですよね(笑)。 ――確かにそうですね(笑)。 では、UOZU.JTCには、どういう選手が向いていると思いますか? 黒崎さん:今年度から、保護者さんのご協力もあり、Instagramでの情報発信を行っております。それがすごく好評でInstagramを見て、「UOZU.JTCに入りたい」と言ってもらえる人が増えています。 そういうやる気のある子はもちろんですが、他のクラブチームや学校の部活に所属していて「毎日練習したいけどできない」という子も来てほしいですね。 今ちょうど、学校の練習じゃ物足りないという子たちに向けて「外部選手登録」という仕組みも作って、広く選手を受け入れるようにしています。 1回100円~200円程度で参加できるようにしていて、今は10人ぐらい外部の選手が来てくれています。 山林さん:個人的には、幼稚園ぐらいの年代の子に来てほしいですね。 幼い頃から卓球をやっていたほうが強くなれる可能性は高くて、例えば中学校1年生の未経験者を1年後に県チャンピオンにするとなると、相当練習を頑張らないといけない。 最初は週1回でもいいので、早めに始めて徐々に練習回数を増やしていって、強くしていくのがいいのかなと思っています。