監督2人体制で毎日練習ができるUOZU.JTC 卓球を通した“強さ”と“自己実現”の両立とは
毎日練習のできる理想的な環境
――指導をするうえでのやりがいについてもお伺いできますか? 山林さん:自分が教えている選手が、チームや個人の目標を達成したときですね。 「この大会で優勝する」って目標を立てて優勝できたときはやっぱり嬉しいですね。 黒崎さん:これは本当に私も同じで、選手を勝たせてあげたい気持ちが大きいです。 あとは、その選手がいかに満足できるか、自己実現できるかという部分は考えています。 極端な話、卓球をやっている人全員がオリンピックに出たり、プロになれたり、実業団に入れたりするわけではないです。 しかし、卓球を通じていろいろな仲間と出会えたり、嬉しいこと楽しいことを経験できたり、そういう瞬間はかけがえのないものになると思っています。 ――「自己実現」を考えたときに、UOZU.JTCに入るとどういう経験ができるのでしょうか? 黒崎さん:まず第一に試合で勝てます。 UOZU.JTCは毎日練習をやっているので好きなだけ卓球ができて、僕らも指導してあげられるので、環境は充実していると思います。 練習環境はすごく重要で「指導者が毎日は来られないから、毎日は練習できない」というチームも多いと思うんです。 でも、UOZU.JTCは練習に来たければ毎日来ることができますし、「強くなりたい」と言っている子には、強くなるための練習を組んでしっかりと指導します。 黒崎さん:逆に、毎日の練習参加は強制ではないので、隔日でも全然OKですし、「そこまで強くならなくてもいい」「体力づくりが目的で」という子に対しては、厳しい練習よりも楽しんでやってもらうようにしています。 ――毎日練習ができるのは良い環境ですね。 黒崎さん:山林さんが毎日練習相手をしてくださるのがありがたいです。 私は、週2、3回は来るのですが、山林さんは毎日来てくれるので大いに助かっています。山林さんは卓球が好きすぎるので(笑)。 山林さん:そうですね(笑)。 練習場所自体は、大きい体育館を使ったり、小学校のコミュニティーセンターを使ったりと変わるのですが、とにかく毎日練習できる環境は整えています。 とはいえ、強くなるためにはしっかりと休みを取ることも重要なので、練習時間は平日は2時間、土日でも3時間だけでやっています。 ――毎日練習に付き合うのはなかなかハードではないですか? 山林さん:基本的には楽しいですね。もちろん指導が上手くいかないと感じるときは辛くもあります。 そういうときは「完璧じゃなくてもいい」と、自分の中で言い聞かせてやっているので、毎日続けられているのかなとは思います。 山林さん:あとは、僕が卓球をはじめたときからこのチームはあって、当時は市の大きい総合体育館で練習していて、片面でUOZU.JTC、もう片面で僕らその他の中学生が練習していました。 そのときに、僕と同年代のUOZU.JTCの選手たちのプレーを見て、「強いな」「俺もこういう風に強くなりたいな」と感じていて、UOZU.JTCの選手は当時の僕の目標でした。 そういう風に周りから憧れられる、目標にされる選手を育てたいという思いがあるので、今も指導を続けられているのだと思います。