日本人の死因第1位の「がん」。治療費や入院費は具体的にいくらかかる?
費用負担を軽くするために利用できる制度
医療費が高額となった場合には「高額療養費制度」を利用できるケースがあります。制度では、年齢と所得に応じて上限額が決められており、医療機関や薬局などの窓口で上限額を超えて支払った分に対して給付金を受け取れることが特徴です。 ※入院時の食費やベッド代は含まれません。 例えば69歳以下の場合、上限額は表2になります。 表2
※厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)を基に筆者作成 例えば、60歳で年収が約350万円の方が医療機関で20万円支払ったとすると、14万2400円が高額療養費として支給されます。治療を受けていて費用に不安がある方は、制度を活用してみましょう。
がん治療には制度の活用も検討する
がんの治療には想定より費用がかかるケースも少なくありません。不安が生じる場合は、高額療養費制度について調べておくといいでしょう。 出典 国立がん研究センター がん情報サービス がん種別統計情報 全がん 厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況 結果の概要 2 厚生労働省 令和2年(2020)患者調査の概況 結果の概要 3 厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から) 総務省統計局 医療給付実態調査 報告書令和3年度 表番号3 調査結果の概要2 年齢階級別にみた診療の 状況 (2)1人当たり医療費の制度比較 一般社団法人粒子線治療推進研究会 重粒子線治療ガイド 治療の流れ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部