【現地発】「メッシのゴールが頭に浮かんだ」。カイザースラウテルンの横田大祐が見事な今季2得点目で快勝に貢献
カイザースラウテルンの横田大祐が、自身のゴールなどで快勝したシャルケ戦を振り返った。 【ゴール動画】横田大祐が圧巻の一撃! カイザースラウテルンは30日、ブンデスリーガ2部第14節でシャルケと対戦。試合は立ち上がりから拮抗した展開となったが、12分に素早い攻撃からカイザースラウテルンが先制点を奪取。リードを奪ってからは巧みにゲームを進めると、後半に2つのゴールを奪って3-0の快勝を収めた。これでカイザースラウテルンは暫定ながら2位となっている。 7試合連続で先発出場を果たした横田は「自分に対して最近は2枚で来るチームが多い」と説明するように、シャルケ守備陣に警戒され、思うように絡めない時間も多かったが、それでもボールを受ければ躍動感あるプレーを披露。切れ味の鋭いドリブルと巧みなボールタッチで起点作りに成功した。 「ボールを受けた時にクラシコの(リオネル・)メッシのゴールが頭に浮かんだ」と振り返ったのは61分の得点シーンだ。敵陣右寄りでボールを受けると、一瞬タメる時間を作ってから左足に持ち替えてスピードアップ。前線にボールを当ててコンビネーションから再び受けると、最後は対峙したDFを右足で交わして左足のシュートをゴールに沈めた。まさにメッシのような見事なゴールだった。 「最後はそのまま決めるだけでしたけど、あの絵が浮かんでいた。上手くいって良かったです」 横田にとっては「(アリエン・)ロッベンのようだ」と絶賛されたデュッセルドルフ戦に続く今季2得点目。直近の数試合は高い評価を得ていたが、あと一歩のところで得点が生まれていなかった。それだけに自信を深めるゴールになったことは間違いない。 「プレー的には毎試合、及第点以上のものができている感覚が自分の中にはある。ただ、今日は点を決めたけど、毎試合スコアポイントを付けられるシーンがあって、そこをしっかり仕留められるようにと思っていた。そうしたらチームの助けにもなれるし、自分としても結果を出すという意味ではいいかなと。そこは今後も意識していきたいです」 チームとしては6試合負けなし。暫定2位と好調が続き、「いまはチームとして戦うこともできているし、自分たちが足りないことというか、目の前の試合に向けて練習で準備してきていることができているのかなと。それが上手くいっているから最近は結果が出てきている印象」と横田も確かな手応えを感じている。 あとは、この調子を継続することで昇格争いに生き残っていきたい。次節はライバルとなるカールスルーエとの対戦となるが、横田は「絶対に勝たないといけない。まずは次の試合に集中して勝てるように頑張るだけ」と活躍を誓っていた。