龍郷町のご当地ナンバープレートのデザインを考案し、竹田町長（右）から記念プレートを受け取った圓山さん

　龍郷町が公募していた原動機付自転車（原付バイク）の町制施行50周年記念「ご当地ナンバープレート」のデザイン案が決まった。10日は、同町役場町長室で表彰式を実施。採用作品がお披露目され、図案考案者には記念プレートや副賞が贈られた。交付は10月1日から。 　採用されたのは、円集落在住で大島高校1年の圓山結礼さん（15）と、鹿児島市在住のデザイナー・平山陽一さん（62）の2人。デザインは昨年10月に一般公募し、105点が応募。その中から、審査や投票などを経て2人の作品が選ばれた。 　圓山さんは「龍郷町の特長が一目でわかるように」と、大島紬の龍郷柄をモチーフに、シンプルで印象的な図案に仕上げた。平山さんは、龍、ヒカンザクラ、秋名バラ柄などを素材に、龍郷町らしさを華やかに表現した。 　町長室には圓山さんが訪れ、贈呈式を実施。竹田泰典町長は記念品を手渡し「龍郷町の特長が表れた作品で、町のさらなる活性化やPRに貢献していくだろう」とたたえ、圓山さんは「選ばれると思っていなかった。シンプルさにこだわり、自力で一生懸命描いた。見る人が龍郷町のバイクだとわかってくれればうれしい」と喜んだ。

デザイン案が決まったご当地ナンバープレート。上から50㏄、90㏄、125㏄

　ナンバープレートは、来年2月に龍郷町制施行50周年を迎えるにあたり企画した。平山さんのデザインは50㏄、圓山さんは90㏄（黄）と125㏄（ピンク）のそれぞれに採用。知事へは申請済で、10月1日からご当地ナンバーとして導入されるという。事前申し込みなどの詳細や時期は未定。登録は同町民税務課で受け付ける。 　問い合わせは、同課電話0997・69・4513まで。