インドネシア・スラバヤのネオ・ソウル。 Thee Marloesの来日を待っていたんだ。
NYの粋なレーベル、ビッグ・クラウン・レコードから登場したインドネシアのスラバヤ出身の3人組、ジ・マーローズ。彼らのホームタウンの港の名を冠したアルバム『Perak』は、甘いソウルや躍動的ファンクに色付けられた曲の数々に、風通しの良いヴォーカルが映え、ときおりサイケデリックな妖しさが醸す違和感にじわっとくる。愛や日常のリアルな想いについて、英語とインドネシア語で歌うのだが、ヴィンテージな感触の楽曲の中に、新たな表現への挑みが見える。彼らが影響を受けているチカーノ・ソウル、ラテン・ソウル、ロックステディはソウルへの深い憧憬を進化させ、何にも代え難い音世界を創ったが、彼らの音にも同様のきらめきを感じるのだ。 バンドの話はいつまでも尽きない! 本誌に加えて、Webでもスペシャルなコラムをどうぞ。/バンド特集・Web特別編!
NYの粋なレーベル、ビッグ・クラウン・レコードから登場したインドネシアのスラバヤ出身の3人組、ジ・マーローズ。彼らのホームタウンの港の名を冠したアルバム『Perak』は、甘いソウルや躍動的ファンクに色付けられた曲の数々に、風通しの良いヴォーカルが映え、ときおりサイケデリックな妖しさが醸す違和感にじわっとくる。愛や日常のリアルな想いについて、英語とインドネシア語で歌うのだが、ヴィンテージな感触の楽曲の中に、新たな表現への挑みが見える。彼らが影響を受けているチカーノ・ソウル、ラテン・ソウル、ロックステディはソウルへの深い憧憬を進化させ、何にも代え難い音世界を創ったが、彼らの音にも同様のきらめきを感じるのだ。
NATASSYA(VOCAL&KEY) 情感あふれる透明な声が魅力。音楽一家に育ち、幼稚園の頃から現地のゴスペル楽団に所属。スティービー・ワンダーから多大な影響を受けている。 TOMMY(DRUMS) 叩き出されるファンキーでダイナミックなリズムのグルーヴはバンドの要。レコーディングのために70年代のドラムセットを探すこだわりも。 RAKA(GUITAR) バンドを牽引するプロデューサーでもある。ソウルから70年代のインドネシア伝統音楽ダンドゥットのギター・ファズ風まで変幻自在に演奏。