紅白出場で再注目「B'z」の知られざるデビュー前トリビア 「TMN木根の影武者」「TUBE前田に楽曲提供」
昨年大みそかに放送された「第75回NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率は前半の第1部が29・0%、後半の第2部が32・7%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2部制になった1989年以降でワースト2位の視聴率となったものの、第2部は昨年よりも0.8ポイントアップし、さらなる下落には歯止めをかけた形だ。 【写真】松本孝弘の渋すぎる演奏シーンはこちら “最大のハイライト”といえば、特別企画で出演したB'zのパフォーマンスだろう。直前には“収録での出演”報道もあったが、2人がNHKホールに登場すると、司会の橋本環奈も「ええ~?」と驚いた表情を浮かべ、サプライズは大成功。連続テレビ小説「おむすび」の主題歌「イルミネーション」の他に、代表曲「LOVE PHANTOM」「ultra soul」を熱唱し、圧倒的な存在感を放った。 「1990年代から2000年代の音楽シーンを席巻したB'zですが、改めて50代以上のリアルタイム世代に刺さったほか、XではB'z 関連ワードがトレンド入りするなど、10代の若者までもトリコにしていたようです。実際、紅白放送から3日間でファンクラブの会員数が1万人も増加。NHK公式YouTubeチャンネルに公開された紅白のハイライトでも、他のアーティストを大きく引き離し、B'zの動画が再生回数ランキングのトップに立っています」(芸能記者) B'zは1988年のデビュー以来、日本を代表するロックバンドとして数々のヒット曲を生み出してきたが、デビュー前には興味深いエピソードが存在する。 まずは、「B'z」という名称の由来から。メンバーはインタビューで「深い意味はない」と曖昧に答えているものの、2023年7月15日放送のラジオ番組「OLDIES GOODIES」(エフエム滋賀)では、B'zを生み出したプロデューサーの長戸大幸氏が自ら説明していた。 「長戸氏によると、商標登録による出費を避けるため、『JR』や『JT』といった登録の必要がない2~3文字にしようという意識があったそう。そこで最初は『A'z(アズ)』にしていたが、当時社会問題化していた『エイズ』に間違えられたり、CMが流れていたロート製薬の目薬『AtoZ』のパクリと思われたりしないよう、『A』を『B』に変えたと明かしています」(音楽ライター)