紅白出場で再注目「B'z」の知られざるデビュー前トリビア 「TMN木根の影武者」「TUBE前田に楽曲提供」
■「松本君がいなくなってからギターを練習した」 また、一時世間をざわつかせたのが、B'zのギタリスト・松本孝弘(63)の“デビュー前”の秘話。小室哲哉率いるTM NETWORKのサポートメンバーとして活動していたが、2014年放送のバラエティー番組「解禁、今だから言えるナイショ話」(MBS)にて、衝撃の事実が判明している。 「番組には、TM NETWORKのギター・木根尚登さんが出演しましたが、代表曲『Get Wild』ではギターを弾いておらず、フリだけのいわゆる“エアギター”だったことを告白したのです。しかも、この楽曲でのギター演奏は松本さんが担当し、木根さんがステージ上でギターを披露する際の“影武者”を務めていたそうです。木根さんは『松本君がいなくなってからギターを練習した』と語っています」(前出の芸能記者) 世界的ギタリストのマーティ・フリードマンは自著「サムライ音楽論」(日経BP)にて、ギターの音を聞いただけで誰が弾いているのかがわかる日本ギタリストとして布袋寅泰、Charと共に松本の名を挙げているが、そんな偉大な男がまさか影武者をやらされていたとは……。 一方、B'zのボーカリスト・稲葉浩志(60)も、デビュー前に知られざる音楽活動を行っていた。前出の音楽ライターが明かす。 「1988年、TUBEの前田亘輝さんがリリースしたソロアルバム『Feel Me』にて、5曲目の『FEEL ME, TOUCH ME』、6曲目の『LONESOME TOWN』を稲葉さんが作曲提供をしています。製作当時、B'zはまだ結成されておらず、彼自身も無名の存在でしたが、この時点で音楽的センスは光っており、後にB'zが築く独自の音楽性の基盤となっています。また、クレジットは入っていませんが、松本さんもギター演奏で参加しており、デビュー前から2人のパートナーシップが形成されていたのは興味深いですね。余談ですが、『大学時代の稲葉さん』とYouTubeで検索すれば、画像は粗いですが、大学時代の稲葉さんが見られます。16年前に投稿されたもので、現在は76万回再生となっています」 令和となっても、B'zの新たな“伝説”が生まれそうだ。(泉康一)
泉康一