小池知事定例会見6月23日(全文1)ホストシティTokyoプロジェクト立ち上げ
東京都の小池百合子知事が16日午後2時から都庁で定例会見を行った。 【中継録画】東京都・小池百合子知事が定例会見
東京五輪、ホストシティTokyoプロジェクトを立ち上げ
小池:はい。じゃあお願いいたします。 読売新聞:それでは知事の定例記者会見を始めたいと思います。今月、幹事社の読売新聞の〓シンジョウ 00:00:49〓です。よろしくお願いします。まず、知事お願いします。 小池:それでは私のほうから今日は3点、お伝えをさせていただきます。まずホストシティTokyoプロジェクト、こういう組織を立ち上げます。東京2020年大会まで、2020大会まで来月7月24日で、あとちょうど3年ということになります。で、大会開催の準備をこれから加速していくという段階に入りました。で、そこでこの祭典を迎えるに当たりまして、東京都といたしましては開催都市としての機運をいっそう盛り上げる。そしてそれとともに都民、国民の皆さんとの一体感、共感を高めまして、東京2020大会を史上最高の大会へ導いていく必要があると感じております。 さらに大会後も引き続き、観光客や投資を東京に呼び込んで、東京の都市としての質、価値を高めるということも重要であります。ちなみにロンドン大会がよく成功だといわれるのは、大会が終わったあとも観光客が増えたというようなことがございますので、2020年のさらに先を見越した形での対応、そして準備ということがポイントになるかと思います。 で、世界中の注目が集まります、この機会に東京が持つ力をもっと磨いて、そして世界に示すということが、その先の明るい未来を開くことになると、このように考えております。で、こういった観点から今後、重点的に取り組む施策を分かりやすく体系化いたします。で、これを全庁で、東京都庁全庁で横串を刺す形で、で、効果的に進めていくという考え方であります。これをホストシティTokyoプロジェクトと名付けまして、担当は山本副知事。山本副知事をトップとして推進本部を立ち上げます。併せまして、政策企画局に専任の理事を置きます。そして関係局で連携をしながら、このプロジェクトを展開してまいります。 具体的な話には、こういう、このように大会の機運醸成、魅力発信、復興・防災、環境、先端技術。これら5つの分野で12のプロジェクトを推進いたします。例えば最初の2番目にあります魅力発信の分野でありますが、東京文化プログラムを拡充する、そして推進をする。ここは伝統と革新に裏打ちされました新たな文化、観光資源の創出を図りまして、これまで見たことのないような誰もがわくわくするような東京の魅力を打ち出していきたいと考えております。 それから復興・防災、さらに環境でございますが、大会の基本コンセプトと連動した分野になるわけでございまして被災地支援、それと東京の防災力を発信する。海外の諸都市との情報共有などを検討してまいります。で、先端技術の分野でございますけれども、ここではロボット、それから自動走行の実証実験などによりまして、先端技術のショーケースとして日本の技術力をアピールしてまいります。で、来週28日水曜日ですけれども、第1回の推進本部を開催いたします。私も冒頭、出席をいたしまして、職員にこうあるべきといったような私なりの思いを伝える予定といたしております。 それから大会の機運醸成の分野でございますが、早速、オリンピック3年前の7月24日月曜日ですが、「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアーフェスティバル~みんなのTokyo2020 3 Years to GO!~」。ちょっと長いんですけれども、こういうタイトルでアピールをしていきたいと考えております。場所は都民広場でございます。で、このイベントでございますが、昨年10月にスタートいたしました都内のフラッグツアー、合計62の区市町村をぐるっと一巡いたしました。それを記念にするということと、今後、全国各地でのフラッグツアーを本格的にスタートさせるキックオフイベントとして実施をするものでございます。 当日ですがホストシティTokyoの魅力の発信、そして大会の3年前のカウントダウンを祝うという目的で新たに制作しましたプロジェクションマッピングも上映いたしますのでご期待いただきたいと存じます。ぜひ多くの方々、ご来場いただきまして、大会への期待感を高めていきたいものと思っております。担当のほうは政策企画局とオリ・パラ準備局となります。