部下に任せるマネジメントには限界がある。シリコンバレーで物議を醸す「新リーダー論」とは?
議論はジェンダーの問題にまで波及
このエッセイはすでにビジネス界の大物たちの注目を集めています(グレアムは自身のブログ記事の最後で、イーロン・マスクが草稿を読んだ一人であることを記しています)。 ネット上では、ビジネスリーダーが権限委譲と実務的な関与の間でどのようなバランスを取るべきかについて議論が巻き起こっています。 インスタカート社のCEOフィジー・シモは、『The Information』に寄稿した意見記事で、ファウンダーモードの思考は「起業家だけのものであってはならない」と主張。 一方、テックジャーナリストのカラ・スウィッシャーは、グレアムの核心的なアイデアは興味深いけれども、最終的には「非常に悪い結論に至った」とThreadsに投稿しました。 議論の中には、特にジェンダーに関するダイナミクスに焦点を当てたものもあります。 子育てマーケットプレイススタートアップWinnieの共同設立者兼CEOサラ・マウスコフは、「女性起業家たちがファウンダーモードを試み、全員が批判された時のことを覚えていますか?」とポストしました。 Remember when the female founders did founder mode and all got cancelled for it? — Sara Mauskopf (@sm) September 3, 2024 この議論を巻き起こしたエッセイのきかっけとなった講演を行ったAirbnbのチェスキーも彼女の意見に同意し、次のようにポストしています。 この24時間以内に女性起業家たちから連絡があり、彼女たちは男性起業家と同じようにファウンダーモードで会社を経営することはできないと言っています。 これを変える必要があるでしょう。 Women founders have been reaching out to me over the past 24 hours about how they don’t have permission to run their companies in Founder Mode the same way men can. This needs to change — Brian Chesky (@bchesky) September 4, 2024 Source: paulgraham.com, The Information, X(1, 2) Originally published by Inc. [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
真栄田若菜/OCiETe