「楽しむことが一番」 明倫小で県トップアスリート派遣事業
バドミントンのS/JリーグⅡ(2部)で初優勝を飾り、来季の1部昇格を決めた女子バドミントン実業団チーム「チアフル鳥取」の生木萌果さん(25)が28日、倉吉市の明倫小を訪れ、全校児童120人に夢に向かって努力することの大切さを伝えた。 生木さんは家族と離れて寮生活をしている中、母親が言ってくれた「つらいことがあっても楽しむことが一番」という言葉を心の支えにしていると紹介。「前向きな言葉があれば努力しようという気持ちになる。何か一つでも合言葉を見つけてくれたらうれしい」と語りかけた。 バドミントン経験のある児童らとラリーする場面では、生木さんが本気のプレーを披露。亀井糸花さん(10)=4年=は「強かったけど、優しく打ってくれたから楽しかった」と笑顔を見せ、桑野七花さん(10)=同=は「ミスをしてしまったので、次はもっといい打ち合いがしたい」と悔しがった。 鳥取県にゆかりのあるトップアスリートが子どもたちに運動の楽しさを伝える「県トップアスリート派遣事業」の一環として行われた。
日本海新聞