20代で「貯金200万円」を達成しましたが、この金額は上位何パーセントですか? 手取り20万円、かなり節約を頑張りました
金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査より筆者作成 図表3によると、貯蓄額100万円未満の人は全体の約58.4%です。単身世帯(66.9%)と比べると、2人以上世帯のほうが貯蓄が進んでいるようです。20代で2人以上世帯であれば、共働きや実家で家族と暮らしている人も多いと考えられます。そのため、単純に稼ぎ手が多いため貯蓄も多くなっているのではないでしょうか。 無回答のデータも考慮すると、貯蓄額が200万円超の人は上位約31.7%に当たります。こちらも単身世帯(22.2%)よりも大きい割合を占めています。
無理せず自分のペースで貯蓄を
「20代で貯蓄が200万円超の人」は、単身世帯では上位約22.2%、2人以上世帯では上位約31.7%に入るという結果でした。 とはいえ、あくまで本データは参考であり、ライフスタイルや価値観は人それぞれです。子育てやマイホームの購入など、重視するポイントは異なるため、他人の貯蓄額を気にしすぎてしまうのはあまり意味のないことかもしれません。 貯蓄に取り組みたい気持ちはあるものの、収入面に課題があるという人は、転職活動や副業などにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。現在の仕事に縛られることなく、視野を広げてみることが大切です。そこで得たお金を貯蓄に回すことで、無理せず自分のペースで貯蓄を進めていけるといいですね。 出典 金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部