令和ロマン・髙比良くるま「『ハリー・ポッター』を意識して…」自身初の著書「漫才過剰考察」の制作方法に山崎怜奈もビックリ!?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月12日(木)の放送は、お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるま(たかひら・くるま)さんが登場! ここでは、11月8日(金)に発売された自身初の著書「漫才過剰考察」(辰巳出版)について伺いました。
◆髙比良くるま初の著書をれなちが絶賛!
れなち:私はわりと最近お笑いを見始めたので、そこまで詳しくないんですよ。だから「漫才過剰考察」を読ませていただいたときに“(お笑いに)こんな文化があるんだ”とか、(舞台の)出番順やキャリアによって“こんなにいろいろ考えているんだ!”っていうのが分かって、めちゃくちゃ面白かったです。社会学の本を読んでいるようでした。 くるま:いやいや……勝手に自分の経験談をまとめているだけなんですけどね。 れなち:この本は、もともとWebマガジン「コレカラ」で連載されていたものに書き下ろしを加えて出されていますが、本を書くのは初めてですよね? くるま:はい、大変でした。 れなち:文字数もすごいですよね。 くるま:これでもめっちゃ少なくしたんです。最初は、連載で過去に書いてきたものをまとめて、そこに新作をちょっと加えて出すぐらいのイメージだったんですけど、(読んでいても)なんだかまとまりがなくて、“これが本になってどうするんだ、書き直さなきゃ”と思ってちょっと書き直したら、今度は違う章に矛盾が出ちゃって……みたいな。 れなち:連載では好きなように書いていたんですか? くるま:そうですね。当初は本にする予定もなかったので、例えば「キングオブコント」が近付いてきたら、それについて考えたり、“東西の漫才の違い”というテーマでも書いたんですけど、それは(編集者に)言われたものだったりして。 ある種“お笑い”というくくりのなかでいろいろな話をしていたので、(本になるなら)1つ筋があるほうがいいかなと思って「M-1グランプリ(以下:M-1)」を軸にして書きました。 れなち:内容量はすごく濃いんですけど、めっちゃ読みやすかったです。 くるま:本当ですか? 僕が丁寧に書いたとて上手に書けないだろうなと思って。だから、(取り上げているネタの)説明をめっちゃ省いて「このネタは知ってますよね? 分からない人は読み飛ばしていいんで」みたい感じにしました。それでも(制作中は)大変で、自分がしゃべったことを編集者の方に書き起こしてもらって……。 れなち:そういう書き方だったんだ!? くるま:その直してもらったものを元にまた俺がしゃべって、またそれを書き起こして……なるべく自分がしゃべったような文章に。 れなち:めっちゃ大変! でも、読むときにくるまさんの声で再生される文章が多かったですし、太字や文字が大きくなっているところがあって“ここは絶対に強調してしゃべったんだろうな”って思いました。 くるま:そうですね、それは「ハリー・ポッター」を意識して。 れなち:そうなんですか? くるま:ハリー・ポッターの書籍って、怖い場面でたまに文字が太字になったりするんですよ。あれが怖くて好きで(編集の方に)「ちょいちょい太字にしてください」ってお願いしていました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年12月12日(木)放送より)