花粉症になりやすい人の特徴は? 医師が教える“症状の軽減につながる食生活”
3. 食事の工夫(抗炎症食品の摂取)
体内の炎症反応を抑制し、花粉症などのアレルギー症状の緩和に有効であると言われている抗炎症作用のある食品も摂取して欲しいです。魚に含まれるオメガ-3系脂肪酸、EPAや DHAといったオメガ-3系脂肪の成分が炎症性の免疫細胞のはたらきを制御します。 例えば、サーモンやサバ、イワシ、サワラといった脂身の多い魚にはオメガ-3系脂肪酸が豊富に含まれています。魚以外ではナッツ類もおすすめです。その他、亜鉛が豊富な食品、抗酸化作用のあるケール、チンゲン菜、ほうれん草、ブロッコリーといった緑黄色野菜や果物を積極的に摂り入れバランスの良い食事を心かげてください。 以上の点をご参考に、もうしばらく続く花粉症の時期を乗り切ってください。
梶尚志(梶の木内科医院 院長)