北陸上空にこの冬一番の寒気が流れ込んだためきのうから断続的に降っていた雪は、きょうには峠を越えました。富山県内は、厳しい冷え込みとまとまった雪で、朝早くから幹線道路では渋滞が発生し、各地で除雪に追われる人の姿が見られました。 県内は、強い冬型の気圧配置が続き、上空に氷点下33度以下の寒気が流れ込んだ影響で、冷え込みました。けさの最低気温は、富山市で－1.4度、高岡市伏木で－1.1度など、県内の観測地点6か所で今季最低となり、全域で氷点下を観測しました。 雪は山間部を中心に断続的に降り、きょう最大の積雪量は、富山市猪谷で76センチ、富山市で21センチ、高岡市伏木で22センチなどとなりました。 富山市内では、夜明け前から除雪に追われる人の姿が見られました。 Q一夜に降った雪としては？ 雪かきしていた人「まだ少ないと思う。この場所は除雪車が入って雪を残していくので、それが硬くて大変」「大変ですね。あまり降らないほうがいい」 吉田記者「富山市の県道44号線です。午前7時を回ったところです。早くも通勤する人の車の列ができています。この信号機は青信号になっていますが、なかなか車が動き出す気配はありません」 富山市内の県道では、朝早くから渋滞が発生しました。 また、路面の凍結や積雪によるスリップ事故は、きのう夕方からけさまでに173件で、14人がけがをしました。 雪のため、県内の小中学校にも影響が出ました。KNBの調べでは、射水市や魚津市で始業時間を遅らせたり、下校時間を早めたりする対応が取られました。 交通機関は一部で遅れや区間運休、欠航などが出ました。