【ボクシング】井岡との対戦を中止したマルティネス、インフルエンザの病状とは
12月31日に大田区総合体育館で行われる予定だったWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、同級6位の井岡一翔(35=志成)vs王者・フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)の一戦が30日、インフルエンザ感染により、中止が発表された。志成ジムの二宮マネージャーは、マルティネスの状態が「とてもじゃないが、戦える状態になかった」と説明した。その症状とは。 【フォト】前戦の激闘!井岡の顔が跳ね上がるも、マルティネスにボディを効かせる!激闘の様子 マルティネスの体調については、会見後に二宮マネージャーが囲み取材に応じ「発熱は当初38度後半ぐらいまで上がった。病院に行って熱は下がり、本人はやりたい気持ちがあったが、関節の節々がいうことを効かない状態だった」と100%のパフォーマンスができない状態だと説明した。二宮マネージャーは30日午前9時ごろにマルティネスの元に訪問。「計量に行くこともできない状態」と伝えられ、中止という決断に至ったと話した。 また、マルティネスはアルゼンチンの医者を帯同させ、ドーピングに引っかからないような薬を処方していたことも明かし、対処も問題はなかったと説明した。最終的に体調の回復が間に合わなかったようだが、減量によって食事を取れないことが回復を遅らせたことも考えられる。 マルティネス本人は井岡と試合をしたかったし、申し訳ないと話しているようで、志成ジム陣営は次に向けての交渉もしていくと話し、マルティネスとの再戦に前向きな姿勢だ。 大晦日の興行はセミメインに予定されていたレネ・アルバラード(ニカラグア)vs堤駿斗(志成)がメインカードとして繰り上げられる。なお、試合のチケットは希望者のみ払い戻しの処置がとられることも発表された。