AIツールを用いた「英語力」の伸ばし方。超実践的な4つの学習事例はコレだ!
2024年9月13日(金)に株式会社QQEnglishが主催するオンラインセミナー「最新事例から学ぶ英語力の伸ばし方 AIを活用した英語学習法」が開催されました。 AIツールを用いた「英語力」の伸ばし方。超実践的な4つの学習事例はコレだ! この記事では、セミナーで紹介された生成AIの活用法や今後の英語学習の展望などをレポートします。
言語教育に生成AIを活用するのは非常に合理的
今回のセミナーのメインスピーカーは、立命館大学の山中司教授。山中教授は、生成AIを活用した英語学習について著書やメディアなどで幅広く情報を発信しています。 セミナーでは、理論と実践を合わせたAIツールを用いた英語学習の具体的な活用法や、英語力を高めるための実践的なヒントが提供されました。 冒頭、山中教授自らスマートフォンでChatGPTのアプリを開き、AIとの英会話がはじまりました。山中教授が OK I’d like to practice English conversation with you because I am learning English these days so is it OK for you to be my partner with my English practice? と話しかけると、数秒間をおいて I’d be happy to help you practice English conversation. とChatGPTから人間の声で答えが返ってきました。 ほんの数秒でネイティブスピーカーと話すように英会話の練習をはじめられることが、参加者からも一目瞭然でした。 この使い方はとてもシンプル。スマートフォンアプリのChatGPTを開いたらチャットボックスの右端のヘッドフォンのマークをタップします。 すると、画面が切り替わり、ChatGPTと音声で会話ができるようになります。 しかも、この会話モードを終了すると、今まで話した内容がすべてチャット形式でテキストで保存されているのです。聞き取れなかった単語を確認することができますし、覚えたいフレーズを何度も復習することができます。 山中教授は、大学の授業でも「毎週必ず1時間以上ChatGPT会話をする」という宿題を出しているとのこと。学生はChatGPTとの会話の履歴を提出するのだそうです。 ほかにも活用事例として以下の方法が紹介されました。 ・試験対策の解答例を出してもらう 冊子や書籍などで勉強する場合、試験問題の記述式やスピーキングの解答例の掲載は数に限りがありますが、ChatGPTなら多くの回答パターンを出力できます。 ・要約問題で自分が作成した答えを添削してもらう 要約はChatGPTの得意分野。英検2級やTOEIC500点など、レベルを指定するとユーザーが求める英語力に近づけるための添削を行ってくれます。 ・ユーザーの英語力を測定 テキストや音声で入力することで、ライティングやスピーキングのレベルチェックを行うことができます。その際、IELTSやTOEFLなど、国際的に広く認知されている基準でチェックしてもらうようにすると、より正確な結果が得られるようです。