仙台育英、東北の2強以外の宮城県高校出身のプロ野球選手は?今年はドラ1が誕生
今野 龍太投手(岩出山出身)がトレードでヤクルトから楽天へと移籍した。今野は2013年ドラフト9位で指名を受け、楽天へと入団した右腕。楽天では目立った結果を残すことができず2019年シーズンオフに戦力外通告を受けヤクルトへと移籍した。 【一覧】24日までの戦力外・引退・移籍情報 ヤクルトでは中継ぎとして才能が開花。2021年には64試合、翌2022年には51試合に登板するなどセ・リーグ連覇に貢献した。今シーズンは一軍で6試合のみの登板にとどまったものの、防御率は0.00。6年ぶりに復帰する楽天でもう一度輝きたいところだろう。 そんな今野は岩出山(宮城県)の出身だ。宮城県といえば高校野球界の仙台育英と東北が強豪として知られており、NPBプレーヤーもこの2校出身者が圧倒的に多い。しかしこの今野のように”それ以外”の高校からNPBプレーヤーとなった選手もいる。現在、支配下登録されている選手を振り返ってみたい。 その筆頭格が岸 孝之(名取北→東北学院大→2006年大学生・社会人西武希望枠)だろう。岸は名取北高から東北学院大を経て西武へ入団。2017年からは地元楽天でプレーしており、通算164勝を挙げている。同じく楽天では、今シーズンがルーキーイヤーだった大内 誠弥(日本ウェルネス宮城高→2023年楽天7位)もそう。まだ一軍での登板機会は訪れていないが、地元での勇姿に期待がかかる。 そのほかでは、佐藤 隼輔(仙台高→筑波大→2021年西武2位)と本田 圭佑(東北学院→東北学院大→2015年西武6位)の西武コンビの名前が挙がる。いずれも中継ぎとしてチームに貢献。とくに佐藤は、2年連続で45試合以上に登板しセットアッパーとして勝ちパターンの一角を担っている。 また今年のドラフトでは麦谷 祐介(大崎中央→富士大→オリックス1位)と佐藤 柳之介(東陵→富士大→広島2位)の2人が指名された。 このように東北と仙台育英以外の出身者もNPBで活躍している。麦谷と佐藤も岸らに続くことに期待がかかる。