坂本勇人の穴を埋める 5番定着後連続安打の大城卓三「打撃も、守備も、必死にやっていきます」
◆JERA セ・リーグ DeNA5x―4巨人=延長10回=(27日・横浜) 完璧な手応えが両手に残った。大城卓はバットを豪快に放り投げた。0―0の2回先頭、平良の高め128キロスライダーを逃さずとらえると、ライナー性の鋭い打球が右翼席中段に着弾した。「入ってきた甘い球をコンパクトに振り抜けました。(手応えは)いい感じだったので、風に乗れ、乗れと思いながら走っていました」。6日のロッテ戦(東京D)以来、出場8試合ぶりの2号ソロ。昨季のDeNA戦は打率3割2分5厘、4本塁打と好相性だった男が、ハマキラーぶりを発揮した。 3年ぶりの一塁起用にバットで応えている。「5番・一塁」に定着した23日のヤクルト戦(東京D)から3戦連続安打。「結構自分の中で仕掛けられている。それが今はいい方向にいっているのかなと思います」と手応えを感じている。一塁守備に関しては「めちゃくちゃ怖いです。毎球、毎球、緊張しながら守っています」と言うが、坂本が不振で26日に出場選手登録抹消となっただけに、大城卓にかかる期待は大きい。坂本と同様に5月上旬から約3週間の2軍調整を経験し、復調した男は「打撃も、守備も、必死にやっていきます」。背番号24が坂本の穴を埋める。(井上 信太郎)
報知新聞社