[ビギナー向けDIY] 冬の定番“グリップヒーター”の取り付け方〈じつはオールシーズン役に立つ〉
地球温暖化が進む昨今。とはいえライダーにとって、やっぱり冬は寒い。とくに手元の冷えはカラダに堪えるもの。そこでグリップヒーターの出番なのだが、標準装備されている車両はまだ少なく、後付けせざるをえないのが実情だろう。でも大丈夫。ビギナーやDIYが得意ではない方でもなんとかなる、グリップヒーターの取り付け方を紹介しよう。 【この記事の写真をまとめて見る】[ビギナー向けDIY] 冬の定番“グリップヒーター”の取り付け方
初心者でも自分でグリップヒーターを取り付けられるのか?→無事にできた
今回のDIYは、数あるグリップ交換型の選択肢から、エンデュランスの「汎用グリップヒーター HG120M」をチョイス。電圧計機能はもちろん、電圧の上下によって通電量を自動調整する“レギュレート機能”や、エンジン始動時にだけ加熱設定を高くしておける“スタートアシスト機能”などが備わったモデルだ。 【エンデュランス 汎用 グリップヒーター HG120M】※2024年2月現在、同系のHG120が販売中。価格1万1880円 初心者にとって、グリップヒーター取り付けのハードルは2つあるだろう。 ●ハードル1:そもそも電源をどこからどう引っ張ればいいのか? ●ハードル2:元のグリップをうまく取り外せるのか?
ハードル1:グリップヒーター取り付けの前に、電源をどうするか問題
────────── 電源はヒューズボックスから取るのが無難 ────────── 電源の取り方についてはいろいろなやり方があると思うが、筆者はわかりやすく“ヒューズホックスから電源を取る”ことに。結果、ヒューズボックスからハンドルまで配線を延ばす必要が生じるが、それはそれで良しとした。 ────────── とりあえずこれだけは用意しておきたい工具類 ────────── ●プラスドライバー:家庭の工具箱に入っているレベルでOK ●ラチェットレンチ:安物でもいいからソケットレンチセットを持っとくべし ●電工ペンチ:配線コードをつなぐギボシ端子を加工するため ●ラジオペンチ:ギボシ端子加工のサブとして ●検電テスター:どの配線に電気が通っているかをチェック ────────── 今回、電源取り回しに調達したパーツ類 ────────── ●ヒューズ電源:電流(A)とヒューズ形状(平型/ミニ平型/低背)の違いあり ●配線コード:ヒューズ電源からグリップヒーターへの配線。 ●ギボシ端子:配線コードをオス/メスで繋ぐ金具。塩ビカバーとセットで。 ●クワ型端子:マイナス配線取り付け用 ●結束バンド:配線コードの取り回し固定用 ────────── (念のため)電気取り扱い上の基礎知識 ────────── 電力(W)=電圧(V)×電流(A) 配線を繋ぐときはプラス極から、外すときはマイナス極から ────────── 電源取り回しの手順 ────────── ●ヒューズボックス内、ヒューズ電源を差し込むスロットを決める ●対象のヒューズを取り外し、ヒューズ電源を差し込む ●ヒューズ電源に配線コードを繋ぐ ●配線コードをハンドル側に取り回す ●配線コードとグリップヒーター側の配線を繋ぐ ※グリップヒーター取り付けの細かい手順については、WEBヤングマシンに掲載されています。