フィリピンミンダナオ島・マラウィ市
THE PAGE
フィリピンの南部に位置するミンダナオ島マラウィ市で2017年5月、政府軍と過激派組織の間で大規模な戦闘が発生しました。終息宣言が出されるまでの5カ月間に1000人以上が死亡し、40万人以上が避難生活を余儀なくされました。 【ルポ】フィリピン・ミンダナオ島 忘れ去られた内戦と避難民
フォトジャーナリストの森佑一さんは、戦闘終結前の2017年8月、ミンダナオ島に飛びました。当初、戦闘が続くマラウィ市内を取材したいと考えましたが、現地のNGOスタッフから「1人で行くことは勧められない」と止められ、避難民が生活するマラウィ市の北約40キロのイリガン市で取材や撮影を行いました。 そして、1年がたった今年8月。再び現地を訪れた森さんは、念願だったマラウィ市に入ります。幹線道路には三輪バイクや乗合タクシーが行き交い、商店で買い物をする人々の姿も目にします。 しかし、その一方では、家や財産を失い、避難を余儀なくされている人々が暮らす場所もありました。