プチプラコスメ・ザ・ベスト2023・5 極細で細部まで自在に描ける「キス」 唇が薄い人も使いやすさに狂喜乱舞!
塗るととろける質感もやみつきに
PR担当者さんに開発の経緯を伺ってみたところ、「近年リップメイクはカラーや機能だけでなく、仕上がりの質感や、唇の形状に左右されずキレイに塗れることなど、細部にまでこだわる人が多いため、口角や唇の山も描きやすいようにスリムタイプにしました。塗布時にとろけて液体状になるバームを配合することで細さと使用感を両立させています」とのこと。 確かに塗るとバームっぽい密着する感覚も強く、多少唇が乾いていてもきちんとのってくれる感じがあります。 キスを展開している会社は、化粧品会社としては老舗中の老舗で、日本人女性に口紅を塗る楽しみを提供し続けてくれている会社です。 とはいえ昔ながらのものが多いわけではなく、2022年に発売されたティントタイプのリップアーマーは大ヒット商品となりました。今回はそれとはまたまったく違う方向性の口紅で、それも大人気になるなんて、やるな~と感心しています。今のニーズに合うもの、また、ほんの半歩くらい先を行くものを考えられるなんてすごい、と。 それもそのはずで、キスは2023年の9月にリブランディングしていて、「今日の自分を最高に好きになれる」ようなコスメを提案、さらにメイクする過程をも楽しめるように、「五感に訴える」「気分を高めるビジュアル」などにもこだわるというブランドに生まれ変わってます。リップアローのこの独特の塗り心地に、そのこだわりが表れてるんですね。 そしてやっぱり、日本のプチプラコスメのクオリティが高すぎるから、互いに切磋琢磨することによって、次々に傑作が生まれてくる、ってことなのかなと。 というようなことまで考えてしまった傑作リップ。現在発売中の限定色もかなり話題なので、年末年始のお出かけ用リップを探しているなら、ぜひお試しを。 KISSME(伊勢半) 電話番号 03-3262-3123 プチプラ美 高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。
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