もはや場違い!? J2で半端なく強かったチーム(4)日本代表クラスがズラリ! 勝ち点100に到達
明治安田J2リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過した。J2として26年目のシーズンでも、連日激しい戦いが続いている。過去25シーズンの歴史では、J2のレベルを超えているのではないかと思われるほど圧倒的な力で優勝まで駆け抜けたチームもある。今回は、歴代のJ2優勝クラブの中でも、他を寄せつけない強さだったチームをピックアップして紹介する。
サンフレッチェ広島(2008年) 2008シーズン成績:31勝7分4敗(勝ち点100) 監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ 2007シーズンのJ1で18位となり、入れ替え戦の末に降格したサンフレッチェ広島は、2008シーズンのJ2で桁違いの強さを見せた。 降格に伴う主力の流出をウェズレイと駒野友一にとどめた広島は、前年の6月からチームを指揮するミハイロ・ペトロヴィッチ監督のサッカーにすっかり馴染んでおり、開幕から好調を続けた。 28得点を挙げてリーグ得点王に輝いた佐藤寿人のほかにも、当時の広島は多くのタレントを擁した。最終ラインには槙野智章がいて、ストヤノフは正確なフィードで攻撃にも貢献した。森崎和幸と青山敏弘が中盤を引き締め、2列目は森崎浩司、高萩洋次郎、柏木陽介、ユキッチと多くの選択肢があった。 結局、終始首位を維持した広島は9月にJ1昇格を決めて、最終的に2位のモンテディオ山形に勝ち点22差をつける勝ち点100で優勝した。総得点99もずば抜けた数字で、総失点35もリーグ最少となっており、非の打ち所のない優勝だった。 このチームをベースに昇格した広島は、翌2009シーズンにJ1で4位に入った。そのことからも、2008シーズンの広島がJ2のレベルをはるかに超えていたことは間違いないはずだ。
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