ドラフト指名漏れから…“プロ注目”高校生投手の進路は?(4)“ダルビッシュ2世”の決断は
2024年を迎え、アマチュア野球界では高校生や大学生の進路が次々と明らかになってきている。昨秋のドラフトでプロ志望届を提出したものの指名がなかった選手たちも、気持ちを切り替え次のステージでの戦いに向けた準備を進めている時期だ。今回は、「指名漏れ」を経験した注目の高校生投手5人を厳選し、進路やこれまでの経歴を紹介する。
ハッブス大起(東北)
米国人の父と日本人の母を持つ最速145キロ右腕。高身長で、OBのダルビッシュ有(パドレス)に憧れて東北に進学したことから、「ダルビッシュ2世」とも呼ばれた。 高卒でのプロ入りは果たせず、春からは社会人野球の名門・ENEOSでプレーする。 中学時代から140キロ台の速球を投げ、高校では1年春から公式戦のマウンドに上がった。2年秋にはエースの座をつかみ、県大会決勝では夏に甲子園優勝を成し遂げたばかりの仙台育英相手に6回無失点と好投し優勝に貢献。 東北大会でも準優勝し、3年春はセンバツに出場した。センバツの初戦では全国デビューを果たすも、5回途中2失点で降板し敗戦投手に。夏は甲子園にたどり着くことができなかった。 3年次の悔しさをバネに、社会人野球で進化を遂げることはできるか。最短3年でのプロ入りに向け、次のステージへ進む。
ベースボールチャンネル編集部