札幌のホテルで道内食材使ったデザートを提供 過疎地の再活性化を目指す
北海道乙部町の大豆を使ったデザートが現在、「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」(札幌市中央区大通西1)で提供されている。(札幌経済新聞) 【写真】北海道乙部町産の大豆を使った「乙女のきな粉」 市民大学「丸の内プラチナ大学」と連携し、道内過疎地の食材を使ったコラボメニューを考案した同ホテル。デザートは道内の上川大雪酒造の酒かすを使ったレアチーズケーキで、過疎化が進む北海道乙部町産の大豆「大莢白乙女(おおさやしろおとめ)」を100パーセント使った「乙女のきな粉」とともに1階レストラン「HOKKAIDO CUISINE KAMUY」のランチコースで提供する。「乙女のきな粉」は甘みが強い白大豆で深いり製法で作る香ばしい香りが特徴という。 コラボメニューのきっかけとなったのは、同大学で地域の発展や新たな魅力づくりを目指す「逆参勤交代コース」で実施されたフィールドワーク。「町に眠る原石をみつけて光らせる」をテーマに掲げ、過疎化が深刻な人口約3300人の乙部町を訪れた参加者たちから、乙部町の食材と同ホテルの「北海道を体感する」というコンセプトに合わせたコラボレーションが提案されたという。 総支配人の塩川典子さんは「これからもコンセプトを体現し、滞在する空間や食材を楽しみ味わってもらうことで、北海道の知られざる魅力を感じてもらえたら」と話す。 ランチの提供時間は11時30分~15時。1月23日まで。
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