「キングオージャー」酒井大成&「ドンブラザーズ」樋口幸平が“VS”シリーズで激突!撮影秘話やレッドならではの思いも明かす
スーパー戦隊“VS”シリーズ30作目は、「キングオージャー」が「ドンブラザーズ」&「キョウリュウジャー」と夢の競演。クワガタオージャー/ギラ・ハスティー役の酒井大成さんとドンモモタロウ/桃井タロウ役の樋口幸平さんに、作品の印象や印象に残っているシーン、撮影を経て感じたお互いの魅力などを聞きました。 【写真】酒井大成&樋口幸平の撮り下ろしアザーカット なお、現在発売中のTV LIFE(2024 No.9/5月10日号)では、酒井さんと樋口さんの別カット&コラムも掲載。抽選でサイン入り生写真が当たるプレゼント企画も開催中です!
◆「キングオージャーVSドンブラザーズ」の舞台は、昨夏の「キングオージャー」の映画にも登場した死の国ハーカバーカ。“キャスト全員が死んでしまった”という衝撃の幕開けになっています。 樋口:タロウとしては死には慣れているので、違和感はなかったです(笑)。 酒井:僕はなんでこんな死に方をするんだろうと驚きました(笑)。 樋口:「ドンブラザーズ」らしい“俺たち何してるんだろう?”感が脚本にちりばめられていて、1年ぶりのタロウ役でしたが、すぐに感覚を取り戻せました。せりふの言い回しなども当時のままで、演じていて心地よかったです。 酒井:「キングオージャー」にはなかったトンデモ展開で(笑)、楽しんで演じられました。これこそが「ドンブラザーズ」の魅力だよね。 樋口:逆にバーチャルプロダクションを使った大迫力の映像美は「キングオージャー」ならではだなと。僕はこのような撮影は初めてで、何もないのにあるように演じるのが難しくて。これを1年間やり切った「キングオージャー」の皆さんは本当にすごいなと感心しました。 ◆お二人は今回が初共演だそうですが、お互いの印象は? 樋口:大成の印象はまず目力が強い。特徴的な目をしていて、寄るだけで画がグッと締まるので、それはどんな作品にでも大きな武器になるでしょうね。あとは、表情の豊かさ。バシッと決めなきゃいけないシーンもしっかり魅せられる。撮影中も“今の表情いいな”と思うことが多々ありました。 酒井:僕も、幸平は目の印象が強いです。あと、本番直前まで「こういうプランはどうだろうか?」とお芝居の選択肢を探っているストイックさもあり、尊敬できるところがたくさんあります。 ◆「ドンブラザーズ」は今回約1年ぶりの再集結となったかと思います。現場の雰囲気はいかがでしたか? 樋口:いい意味でみんな全然変わっていなかったです(笑)。久々に会ったので最初は少しだけ距離感があったのですが、約1年半を共にした仲間たちなので、すぐに当時の関係性に戻れて。この後10年、20年たってもきっとこの関係性は変わらないのだろうなと思いました。 酒井:僕は幸平とのシーンがほとんどで「ドンブラザーズ」の皆さんとご一緒させていただいたのは約1日だったのですが、本当に仲がいいなという印象で。僕らも仲が良く、また明るいメンバーが多いので、一瞬で皆さんと溶け込めた気がしています。 樋口:スーパー戦隊シリーズ恒例といいますか、それぞれ作品を旅立った後にまたみんなでお芝居ができる幸せを感じましたね。僕自身、自分を見つめ直す機会になりましたし、成長したみんなと一緒にまたお芝居ができる、こんな貴重な機会はないなと。あらためて「ドンブラザーズ」は僕の原点であり大切な作品で、今後も恩返ししていきたいなと思いました。 酒井:幸平はもちろん「ドンブラザーズ」の皆さんが後輩である僕らがやりやすい空気感を作ってくれ、本当に楽しかったです。そんな皆さんの姿を見ながら、もし僕らが1年後に「VSシリーズ」をやらせていただけることになったら「みんなどうなっているのかな?」と想像してワクワクしました。