「キングオージャー」酒井大成&「ドンブラザーズ」樋口幸平が“VS”シリーズで激突!撮影秘話やレッドならではの思いも明かす
◆お二方はこれまで“レッド”ならではのプレッシャーを感じることも…? 樋口:ありました。でも、それは歴代のレッドの方も同様で、レッドにしか分からない、ここに立たないと分からないことがあるのかなと。こういった取材やイベントなどで最初にコメントを言う…などもそうですが、レッドがその作品の“顔”になる、そこに対してのプレッシャーに1年半耐え抜いたというのは、今後の活動においても大きな財産になると思っています。 酒井:いま幸平が全部言ってくれたのですが(笑)、レッドって歴代の戦隊と比較されてしまいがちなんです。なので、僕も演じられる喜びをかみ締めつつ、不安と戦いながらやってきて…。でも、いろいろな経験を積み重ねながら、たくさんの方に支えていただいて、ようやくここまでやってこられたのかなと。そういう意味では、幸平は自分で引っ張っていけるのがすごいなと思いながら見ていたよ。 樋口:ありがとう。でも、僕からしたら、大成がそうやって皆さんに感謝を感じているところがすてきだと思うんです。世の中には周りの方に助けてもらっていることに気づけない人もいるので。それに大成は引っ張っている感覚がなかったとしても、みんな大成を愛しているからついていっているし、結果「キングオージャー」がこんな大作になっていることがチームの強さを表していますよね。 ◆あらためて、それぞれの作品に感じた魅力は? 酒井:僕らは他の俳優さんが演じているのを想像できないくらい、みんな役にぴったりなところ。そして、王様以外のキャストも素晴らしい方々ばかりで、全員怖いぐらいに仲がいいんです(笑)。撮影を終えた今、奇跡的に集まったメンバーであることをあらためて感じますし、皆さん優しく、いつも僕のことを気にかけてくれ、心からこのメンバーで良かったなと思います。 樋口:作品に対する愛情や情熱はもちろん、それぞれが持つキャラクターに負けない人間性ではないかなと。だからこそ井上敏樹さんが作り上げたキャラクターをしっかり全うできたのだと思っています。僕がモモタロウ、別府由来がサル、志田こはくがオニ、柊太朗がイヌ、鈴木浩文がキジ…と、このメンバーだったから「ドンブラザーズ」はうまくいったんじゃないかなと。この「ドンブラザーズ」という作品と僕らがうまくマッチしていたように感じています。 ◆最後に、今作において印象的なシーンや見どころを教えてください。 樋口:僕はやっぱり、タロウが「縁ができたな」とおなじみの決めぜりふを発するシーン。1年ぶりに口にしたのですが、これからも大事にしていきたい、すてきな言葉だなと感じました。 酒井:僕はギラが餅を喉に詰まらせて、タロウがそれを取ってあげようとするシーンかな。僕の口の中に手を突っ込んだ人は、幸平が生まれて初めてです(笑)。 樋口:縁ができたな!(笑) 「ドンブラザーズ」のみんながそろって変身するのも、これが最後かもしれませんので、ぜひその雄姿を見届けていただきたいです。 酒井:「キングオージャーVSキョウリュウジャー」では、「キョウリュウジャー」の皆さんが10年ぶりに再集結してくださって。キョウリュウチェンジのシーンもすごくカッコいいので、ぜひ併せてご注目ください! <PROFILE> 酒井大成 ●さかい・たいせい…1998年4月1日生まれ。福岡県出身。A型。「レプロ30周年主役オーディション」に合格して芸能界入り。ドラマ『親友は悪女』でのドラマ初出演を経て『王様戦隊キングオージャー』で初主演を務めた。 樋口幸平 ●ひぐち・こうへい…2000年11月30日生まれ。兵庫県出身。B型。近作は、ドラマ『Maybe 恋が聴こえる』『体感予報』『キューピッドがいるラブホテル』など。現在、ドラマ『約束 ~16年目の真実~』(日本テレビ系)に出演中。 ●photo/中村功
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