阪神・才木浩人に〝秘密兵器〟「普通にAmazonで買ったっすよ」「このオフからずっとやっています」
〝栄光への架け橋〟になる!! 阪神・才木浩人投手(26)が22日、鳴尾浜で自主練習を行い、〝体操トレ〟に取り組んでいることを明かした。通販サイト、Amazonで「ディップススタンド」と呼ばれる、体操選手も使っている器具を購入。体幹や押す力を鍛え、来季さらなる飛躍を目指す。 【写真】一緒にラーメンを食べる阪神・才木浩人と大竹耕太郎 鳴尾浜のトレーニング室に〝秘密兵器〟を持ち込んだ。才木は約2時間、体づくりに励むと、導入した意図を説明した。 「体幹もそうだし、前鋸(ぜんきょ)筋(脇の下の筋肉)とか押す系のトレーニングです。このオフからずっとやっています」 今オフにトレーナーから勧められ、「普通にAmazonで買ったっすよ、これ」と自ら購入したのが、フィットネスブランド・STEADY(ステディ)の「ディップススタンド」。体操競技の平行棒のように体の両横に置いた2基の支柱を両手で握り、両足を伸ばして浮かせた体を前後に振ったり上げ下げしたりして筋肉を鍛える。チーム内ではまだ誰も使っていないという器具を導入したところ、効果を実感できた。 「体を支えてちゃんとコントロールができるか。力を抜くときと前鋸筋で押すときのタイミングが合えば、軸がずれずに体を振れる」 公式戦での最高球速は今季155キロまで到達したが、もう一段の球速向上に向け、体の強化の必要性を自覚している。報道陣から〝体操トレ〟で最速160キロになるか問われると、「180キロくらい」と笑った。それほど新兵器への期待は大きい。 「シンプルなフィジカルの強さや、土台となるところがすごく大事。シンプルなところはまだまだ弱く、伸ばしていけるところだと思っている」 身長189センチの恵まれた体格と才能の限界はまだまだこんなものじゃない。自分の伸びしろを信じ、この冬も体をいじめ抜く。(上阪正人)