武田薬、亜盛医薬とオプション契約-血液がん治療薬の開発・販売で
(ブルームバーグ): 武田薬品工業は中国に本拠を置く医薬品開発会社、亜盛医薬集団(アセンテージ・ファーマ・グループ・インターナショナル)と血液がん治療薬の開発・販売でオプション契約を結んだと発表した。
武田は14日の発表資料で中国本土と香港、マカオ、台湾、ロシア以外でオルベレンマチニブを独占販売するオプション権を取得すると明らかにした。亜盛医薬が開発中のオルベレンマチニブは慢性骨髄性白血病と呼ばれる希少がんを含む血液がんの治療を目指している。
亜盛医薬は武田とのライセンス契約料が1億ドル(約157億円)で、今後、年間売り上げの2桁パーセンテージのロイヤリティ収入に加え、オプション行使料などで最大約12億ドルを受け取る可能性があると発表資料で説明した。
香港に上場している亜盛医薬はオプション行使に先立ち同薬の後期臨床開発を開始する予定だとした。契約の一環として武田は亜盛医薬の少数株式を取得する。
原題:Takeda Signs Option to Market Ascentage’s Blood-Cancer Drug(抜粋)
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