寒ブリ豊漁 ひみ番屋街からブリ―クリスマス! 気象予報士・掘元アナの「お天気ほりもっと!」
富山テレビ放送
週末に行きたいお出かけ先の天気や季節の話題を気象予報士、堀元アナが深掘りする「お天気ほりもっと!」。 6日は氷見漁港場外市場・ひみ番屋街からお伝えします。 現在の空は明るいんですが弱い雨が降り続いています。 風も少しずつ強まったり弱まったりしていて、風が吹くと肩が上がってしまうほど寒いです。 現在の気温は7.1℃、ようやく冬のような季節になってきましたね。 さて、そんな冬、去年より1か月も早く「ひみ寒ぶり」宣言が出されて寒ブリの豊漁が続いています。 けさ、氷見漁港に行ってきましたのでまずはこちらをご覧ください。 午前6時の氷見漁港です。 けさも丸々として艶やかな「ひみ寒ぶり」がズラリと並んでいました。 その数、およそ2032本! 先月20日の宣言以来、水揚げされたブリは2万2000本を超えて過去、最も早いペースで出荷が続いています。 まさに、豊漁! 漁師さんたちはこのペースが続くことを願っていました。 さて、そんな豊漁が続く中、きょうは「ひみ寒ぶり」についてほりもっと! どうして今年は豊漁になったんでしょうか。 実は今年のブリは「ベビーブーム」に生まれた世代だからといわれています。 ブリの大きさの基準、体長80センチ以上になるまで3年以上かかりますが、県水産研究所によると4年前の2020年、5年前の2019年はまさにブリのベビーブーム! そのときに生まれたブリの赤ちゃんたちが成長し、ちょうど今年、産卵のために日本海を南下しているブリがたくさん富山湾で水揚げされているということなんですね。 そして早速ブリを見せたいと思ったのですが、鮮魚店では既にブリが完売してしまったんです。 こちらの鮮魚店ではけさ獲れたてのブリ8本入荷したのですが、すべて売れたようです。 番屋の中には「ブリのねぎま」だったり新鮮とれたて魚のお寿司、漁師の朝ごはん! 大量の魚をぶつ切りにして豪快につくったお味噌汁「かぶす汁」も味わえます。 きょうはこちら、タラバガニとつみれ、そしてフグが入っているそうですよ。 温かくておいしそうです。 ぜひみなさん味わってみてください。 そろそろブリが食べたいなということで、番屋街の魚のレストラン・番屋亭でいただきます。 ブリの注文が入ってから丁寧に身をおろします。 厚さはおよそ1センチ。 分厚めにカットすることでより食べ応えのあるブリの刺身を味わえるそうです。 こちらにはブリのお刺身と地元の魚を使ったお造り、ブリしゃぶや富山ならではのブリ大根、ブリの塩釜焼きの4種類のブリセットをご用意していただきました。 店長の山本さんです。 よろしくお願いします。 たくさんブリがあるのですが、どれから食べたらいいですか? *山本貴弘料理長 「まずはやはり鮮度が命なので、お刺身の方からお願いします。こちらが背の方、そしてこちらがマグロで言うところの大トロ、中トロになります」 大トロからいただきます。 食感がしっかりあって歯ごたえもありますね。 甘みもおいしい! 次、ブリしゃぶいきます。 しゃぶしゃぶしゃぶ! ポン酢でいただきます。 口の中一杯にプリの上質な脂が広がりました。 お刺身よりもあっさりしてるんですね。 氷見市では、ブリを食べて商品券がもらえる氷見ぶりフェアが来年2月末まで開催中です。 ぜひみなさん、週末は氷見のブリを食べに来てください!
富山テレビ放送