【大分】時速194キロ死亡事故 目の専門家が証言
大分朝日放送
時速194キロで車を運転して起きた事故が危険運転にあたるかどうか問われている裁判員裁判。 4回目の裁判が開かれ、「目の専門家」が法廷で証言しました。 2021年大分市大在の県道で当時19歳の男が運転する車と交差点を右折していた車が衝突し、小柳憲さん(当時50歳)が亡くなりました。 男は初公判で過失運転致死罪については認めましたが、危険運転致死罪にはあたらないと起訴内容を一部否認していました。 11日に開かれた4回目の裁判では検察側の証人として目の機能を研究している専門家が証言しました。 専門家は「暗い中、速いスピードで運転すると視力が下がり視野も狭くなる。個人差はあるが万人共通のメカニズムだ」と話しました。 一方、被告人の弁護士は「視野の広さは視界に映るものの多さなどで変わるもので、走る速度そのものとは直接関係しないと書かれた論文がある」などと反論しました。 12日は5回目の裁判が開かれ、被告の男に対して質問がされるほか、亡くなった小柳さんの姉が証言台に立ちます。 判決は28日に言い渡されます。