「ハリアー」のハイブリッド車を検討していますが、本体価格が高く悩んでいます…ガソリン車と比べて燃料費はどのくらいおさえられるのでしょうか?
現在販売されている自動車の多くにはハイブリッドモデルが存在します。ハイブリッドモデルはガソリン車よりも一般に車両価格が高いといわれています。今回相談者が購入を検討しているトヨタの人気SUV「ハリアー」も同様です。 しかし、ハイブリッド車にはガソリン車よりも優れている側面として「燃費の良さ」が挙げられます。ランニングコストも踏まえると、車両価格が高くてもハイブリッド車の方がいいと思えるかもしれません。 そこで本記事では、ハリアーのハイブリッド車とガソリン車にかかる費用を比較し、両者のコストパフォーマンスについて解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
ハイブリッド車とは
ハイブリッド車とは、一般的にエンジンとモーターの2つの動力源を有する車を指します。2つの動力源の作動方法は数タイプあります。エンジンを発電装置専用にして駆動系はモーターが担うタイプや、逆にエンジンを駆動系が作動させてモーターをサポートに回すタイプなどさまざまです。 いずれにしても、ガソリンなどを燃料として生み出すエネルギーと、電気エネルギーを併用する自動車がハイブリッド車です。
ハイブリッド車とガソリン車のコスト差はどれくらい?
ここからは、ガソリン車とハイブリッド車の車両コスト差、および燃料コストの差について見ていきましょう。結論からいうと、車両コストはガソリン車の方が安く、燃料コストはハイブリッド車の方が安い傾向にあります。 ■車両コストはガソリン車の方が安い ハリアーのガソリン車とハイブリッド車の車両価格を、同じグレードで比較しましょう。GグレードとZグレードの2WDモデルの価格を表1にまとめました。また、表1内の金額は税込み価格です。 表1
※トヨタ自動車株式会社「トヨタ ハリアー 価格・グレード」を基に筆者作成 どちらのグレードにおいてもハイブリッド車の方が高く販売されています。値引き交渉などによって差が縮まる可能性はありますが、メーカー希望小売価格のみを比較すると、差額は59万円あります。 ちなみにハイブリッド車は税金関連でガソリン車よりも優遇措置(エコカー減税、燃費基準による減税措置など)を受けられることが特徴です。 Gグレードの場合、自動車税種別割はガソリン車が9000円でハイブリッド車は1万800円とガソリン車の方が安いですが、自動車重量税はガソリン車4万9200円に対しハイブリッド車は0円です。自動車税環境性能割においては、ガソリン車が8万6600円なのに対し、ハイブリッド車は0円です。 税金も合計すると、ガソリン車(Gグレード)は合計367万3800円、ハイブリッド車(Gグレード)は412万9800円となり、差額は45万6000円にまで縮小します。 ■燃料コストはハイブリッド車に軍配 続いて同じモデルの燃費差を見ていきましょう。WLTCモードでの各モデルの燃費は表2の通りです。 表2
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