「闇バイトの募集に応じた」20歳男を逮捕 80代女性から100万円だまし取った疑い 名護署 沖縄
名護署は9日、名護市の80代女性が役所職員などを装う男らにキャッシュカード1枚をだまし取られ、現金計100万円を口座から引き出された特殊詐欺(預貯金詐欺)事件に関与したとして、詐欺と窃盗の容疑で本部町のアルバイト店員の男(20)を逮捕した。県警によると、「SNSを通じてバイトの募集に応じた」などと話し、容疑を認めているという。別の特殊詐欺未遂事件で2日に逮捕された容疑者も「闇バイトの募集に応じた」と供述しており、県内で闇バイト関連の事件が相次いでいる。 【年末に注意】1週間で10件 急増する還付金詐欺、あの手この手
県警によると、11月20日正午ごろ、女性宅に役所職員を名乗る男から「保険料の払い戻しがある。還付手続きに必要なキャッシュカードの期限が今年いっぱいで切れるので、職員を行かせる」との電話があった。 その後、金融機関の職員を装った容疑者が女性宅を訪れカードを受け取り、名護市内にあるコンビニエンスストアのATMから複数回にわたり現金を引き出したとみられる。女性は詐欺を疑って110番通報し、県警がコンビニ周辺の防犯カメラを精査するなどしたところ、同容疑者が浮上したという。同容疑者は被害者からカードを受け取る「受け子」と金を引き出す「出し子」を担っていたとみられる。
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