<テレ東・冨田有紀アナ>「ウイニング競馬」2年目、充実の日々「こんなに幸せでいいんだろうか」 忘れられない武豊騎手の“助言”
「1頭の馬を出走させるため、どれだけの人が携わっているか、そしてその裏には、私たちが計り知れないさまざまな感情があるということを知ることができて、競馬が大好きになりましたし、レースを見ること自体、今はご褒美のような感覚です」
見たいレースのため、時に自腹で見に行くこともいとわないほど、競馬を好きになったという冨田アナは、「こんなに幸せでいいんだろうかと思うくらい、いろいろな経験をさせていただいています」と番組加入からの1年半を振り返る。
「(2023年の5月に)コロナが5類になったことで、現場に取材に行かせていただけるようになったことがとても大きいと思います。取材ではトレセンの寮に泊らせていただくのですが、馬のいななきと一緒に起きる生活で、実際に馬が暮らしているところを見せていただいたり、(人間の私も)実際に馬が調教で走る坂路を走らせていただいたりもしました。馬との出会い、調教師や騎手の方々との出会いと、これ以上ないくらいです。こんなに恵まれてて大丈夫なのかな?と思うくらい、素晴らしい環境でお仕事をさせていただいています」
◇武豊騎手から“学んだこと” 「とても説得力があった」言葉
その多くの経験の中で「この人に出会えてよかったなと思うのは」と言って、名前を挙げたのが武豊騎手だ。「競馬の技術に関してはただ『すごい』としか、それ以上のことを言える立場にはいないので」という冨田アナが、武豊騎手から学んだこととは……。
「私は意見があるとその場で伝えてしまうタイプで、入社してから2年目、3年目の頃はその姿勢で、もっと相手に伝わる方法がないかなと悩んでいました。そのことを武豊さんにお話させていただいたときに『意見を持つのは良いことだけど、(その場ですぐに言わずに)一度持ち帰って、冷静になって、それでも伝えたいと思ったら、改めて丁寧に話してみることで、相手にもちゃんと考えが伝わるようになるし、みんなにも分かってもらえるよ』とアドバイスをいただいたことがありました。とても説得力があり、それ以来、実行に移しています」