【みやこS】ただ一頭の3歳馬サンライズジパングが年長馬を退ける 鮫島克駿騎手「踏ん張ってくれました」
鮫島克駿(28)=栗・フリー=騎乗で3番人気のサンライズジパングが中団から差し切り、ダート重賞2勝目。チャンピオンズC(12月1日、中京、GⅠ、ダ1800メートル)の優先出走権を獲得した。2着は11番人気アウトレンジ、3着は9番人気ロードアヴニール。1番人気オメガギネスは10着だった。 積極策で年長馬を撃破した。向こう正面で一気に押し上げたサンライズジパングがJpnⅡ不来方賞に続く重賞2勝目をゲット。初タッグを組んだ鮫島駿騎手は、してやったりの表情をみせた。 「3、4コーナーで1列目にいたかったので、向こう正面で思い切って押し上げていきました。直線は頑張って踏ん張ってくれました」 大外枠もあって序盤は中団外めを追走。向こう正面で進出を開始し、直線で先に抜け出したアウトレンジを差し切った。同期にBCクラシック3着のフォーエバーヤングなどがいる、ただ一頭の3歳馬。強力世代の実力を見せつけた。 次走はチャンピオンズCが視野に入る。鞍上は「乗っている感じでは左回りの方がいいなと思った。チャンスがあるんじゃないかと思います」とさらなる活躍を期待した。(増本隆一朗) ■サンライズジパング 父キズナ、母サイマー、母の父ゾファニー。鹿毛の牡3歳。栗東・音無秀孝厩舎所属。北海道安平町・追分ファームの生産馬。馬主は㈱ライフハウス。戦績11戦4勝(うち地方3戦1勝)。獲得賞金1億4930万8000円(うち地方6380万円)。重賞は2024年JpnⅡ不来方賞に次いで2勝目。みやこSは鮫島克駿騎手、音無秀孝調教師ともに初勝利。馬名は「冠名」+「日本を意味する言葉」。